運命だと思えるまで。 [らら]
ららのバラ。
今年も我が家のバラがたくさん花を咲かせました。
淡いピンク色の花、ららの色です。
ららは、この花を一度も見ることなく、花びらをくわえて歩くこともなく逝ってしまいました。
ららの突然の死は、あまりに辛く悲しくて、後悔の連続でした。
当初、1番後悔したのは、連れて行った夜間救急動物病院の選択でした。
その時の診断は「首の筋を痛めている」というものでした。
遠方でももっと有名で大きな病院に連れて行けば良かったと。
友人のベテラン看護士さんの「こんなに短時間で命まで持っていくなんて、頭の中の病気か心臓しか考えられない」という言葉も後押しして、いつもお世話になっている動物病院(ららが次の日も生きていれば連れて行く予定でした)の先生に手紙を書きました。
あとむが急に下痢をしてから通わせていただいている、私たち夫婦がとても信頼している先生です。
ららの逝った夜の細かな容態の変化と診察内容、その時の医師との会話もできるだけ細かく書いて、ららのレントゲン写真とカルテを同封しました。
ただただ、納得できない。
真実を知りたいということも書きました。
そして、私たちに他にもっとできることがなかったかも知りたいと。
ららの死から1週間後、あとむが耳を痒がり、首をブンブン振るしぐさをしたので病院へ連れて行きました。
「お手紙を頂いていて…」と先生の方から話し初めてくれました。
「実際にららちゃんを診たわけではないので」と前置きをされてから、先生の感じた事をいくつか話して下さいました。
「首の筋を痛めただけでは、決っして命までは奪われない」と。
考えられるのは、症状が全く出ていなかったけれど水痘症、もしくは何か頭の中で悪さをするものを持っていた可能性があること。
ただし、先生も実際に夜間救急でお仕事をしたり、MRIの手伝いをしているから言えることだが、関西でMRIやCTの設備を持っている動物病院は数えるくらいしかないこと。
さらに言えば、夜間救急で運ばれてきた子がそこでMRIやCTの検査をすぐに受けれることは、自分の経験からほとんど無いこと。
基本的にMRIやCTの検査は全て予約制になっていることなどを聞きました。
そして、さらに今、客観的に見て判断してもらえる別の先生にも意見を聞いているのでもうしばらく時間を下さいとのことでした。
親身になって受け止めてもらったことが何より嬉しかった。
昼間に症状が出ていたら助かったのだろうか?
あまりに早く病状が悪化したので、大きな病院で検査を受けるまで生きていられなかったのかもしれない?
お話を聞きながら、いろんな思いが頭の中をグルグル回り続けました。
そして、今は、ららの死を少しだけ受け入れようと思えるようになりました。
悲しいけど、運命だったと少しだけ思えるようになりました。
親身に考えてくださって信頼できる先生がお近くにいらっしゃると
安心できますよね ステキな先生ですね☆
ららちゃんの短い一生も そういう星の下の運命だったんでしょう
でも そのららちゃんがあとむママさんと一緒に過ごしたことも
それも運命だったんですね♪ 短いけど幸せだったと思いますよ☆
あとむママさんの 少しずつ元気になられているご様子が見れて
とっても安心しています
by ともっぴー (2006-06-09 19:12)
近くに信頼できる先生がいてくださるのは本当に嬉しい事だと思います。
私も以前「別の病院へ連れていけば…」と思った事があるので…。
そういう思いをしないためにも、自分が信頼できる獣医さんが近くにいてくださるのは本当に嬉しいことだと…。
ららちゃんのこと、運命だと思えるようになったのですね。
ママさんが完全ふ復活できる日を楽しみにしています!
by アポロ (2006-06-09 23:55)
綺麗なバラですね~
ららちゃんもキットお空から眺めてますよん♪
運命・・・そおですね~
短いかもしれないけど
ららちゃんにとってはあとむママさんご家族と
楽しくて幸せな一生だったと思いますよ
もしも生まれながらにしてハンディーを抱えていたのなら
なお更!
あとむママさんご家族のもとで最後を迎えられたという事は
本当にららちゃん、幸せでしたね♪
色々と悲しい最後を迎える生き物が多い中でそんな風に
涙を流してくれる家族の下での旅立ち
あとむママさん、短い間でもあとむ君と共に素敵な時間を
ららちゃんにプレゼント出来て良かったですね♪
by コジママ (2006-06-10 11:36)
いい先生がそばにいてよかった。
それだけで、すこし、納得がいくもの。そうじゃないと
あの時、こうだったらとか、ああだったらってどうしても
ずっと考え続けちゃうから。
by ichiko (2006-06-10 19:01)
>ともっぴーさんへ
ありがとうございます。
先生に手紙を書くことによって、気持ちの整理が少しついたように思います。
内容的に失礼な箇所もあったかもしれない手紙でしたが、丁寧に真剣に答えて頂いたので、それだけでも心が楽になりました。
もう、何を言ってもららは戻って来ない、それが現実です。
でも、残されたものの心を少しでも軽くして下さるお手伝いをしてもらえた先生に感謝です。
>アポロさんへ
深夜に病気だけはして欲しくない、本当にそう思いました。
この後、あとむも一時体調を崩したのですが、それが病院の休診日で…。
でも、幸運にも電話をかけると入院中の子を診るために先生がおられて、「ららちゃんのこともあるし、連れて来て下さい」とすぐに診て貰えました。
あとむは、ららに守ってもらっているのかもしれませんね。
>コジママさんへ
ありがとうございます。
亡くした当初は、もっとお散歩に連れて行ってあげれば良かったとか、本当にたくさん後悔しました。
でも、ららの写真を見るとどれも本当に嬉しそうにしているので、ららはきっと幸せだったよねって思えるようになってきました。
でも、もっともっと生きてて欲しかったなぁ。
最近は、ららの毛やぬくもりがまた恋しくて、抱っこしたくて辛いです。
>ichikoさんへ
ありがとうございます。
本当に先生に手紙を書いて、その答えを頂いて、心が随分楽になりました。
ららの死をただのわんこの死というだけじゃなくて、大切な家族の死だと受け止めてもらえたようで。
あとむもことも、ずっとこれからも見守ってもらおうと思っています。
by あとむママ (2006-06-11 10:37)